若い漁師さんが
「今日は免税軽油申請に行ってきた」
と言いました。　

海の上は税金がかからないから
だそうです。　

「私の車も
フェリーに乗って給油したらどう？」
「そりゃあ脱税」とのこと。　

「去年は１６トン申請したから
今年は１８トンにした」　
「ちょっと遠くに行くと
１００リットルは要る」　

「月に１６００リットルくらいかなぁ。
その時の漁の種類にもよるけどね」　

「うちの船は新しいから油を食わんほうよ」
と言いましたが、

１隻で１６トンって
「トン」って二度聞きしたくらいで、
そんなにかかるものかと
驚きました。　

事務所で話をしたら
「道路を走るのと違って
海から受ける抵抗が強いのでは？」　

「軽油は安いけど
燃焼効率が悪いんじゃあないの？」
などの意見があり、

場内のガソリンスタンドに電話しました。　

「軽油税だけで３２円１０銭かかるから
免税は大きいよ」　

「船は海に出たら
ずっとエンジンをかけているから、
停める時に切る車とは使用量が大きい」　

「燃焼効率が悪いのではなく、
ガソリンは引火。
プラグで火をつけて爆発させる。　

軽油は火をつけない。
圧（熱？）をかけると自分でなる。」　

「だから一番丈夫。　
車もトラックなど
軽油・ディーゼルは丈夫」　
とのことでした。

今回のことで、
今迄知りませんでしたが、
漁師さんは魚を獲るだけでなく、
申請など事務手続きなどにも
いろいろ手を取られるということ、　

それはまた漁を、漁業を守ること、
守られているということ、　

それと船はすごく油を使っている
ということを知りました。　

改めて
漁師さんや船、海、軽油、魚に
ありがたいと思いました。
ありがとーっ