「アカタチ」ってご存知ですか?
2012.07.30
土曜日に 色箱を買いました。
色物とは 一箱にならないものを
いっしょに入れて 一箱として出荷されるもののことです。
買ったのは この赤い魚がほしかったからです。
広島では「ミコノヒモ」とか「ミコノオビ」と呼ばれています。
私の友達は「姫の腰紐」と色っぽく間違ったまま覚えています。
いかにも、巫女さんか姫様の帯か腰紐のようで
すてきな名前だと思います。
荷受からの紙にも「オビイロ」と書いてありました。
全国的には「アカタチ」というそうです。
今回の箱はこれだけで3キロでした。
友達に半分いる?って電話したら・・・
「あの美味しい魚でしょ。いるいる」というので 半分こしました。
「ぼうずコンニャクの市場魚介図鑑」には・・・
「食用魚でない。
干物、唐揚げで食べることあり。
南日本のやや深い海に住んでいる。」とありました。
ビックリです
薄味の煮魚にすると とてもおいしく
離乳食に使われます。
確かに太刀魚のような骨の入り具合ですが
それをはずしてしまえば もう背骨だけです。
これがおいしいことを教えてくれたのは・・
隣の仲卸森本のおばあちゃんでした。
小さなカレイとシタビラメも炊いて
食べましたが ミコノヒモがおいしい
大好きです。
主人が「カレイやレンチョウ(シタビラメ)よりうまいのぅ」
と言ったので 嬉しい達成感がありました。
娘も 「面倒だけど、今の時期においしいイサキなんかよりずっとおいしい」と言いました。
小さくて骨をとるのがちょっと面倒ですが・・・
それをがんばっただけの おいしい満足感があります。
イサキなどもう少し大きい魚よりより
ずっとやさしい味わいがして
薄味の煮魚だとそれが生かせます。
今日はmiisanでした。
ご訪問ありがとうございました。