魚へんに春でサワラ
2011.03.07
(写真は今日のではありません)
今日、地物でまとまった量があったのはカレイだけで、
地サバは高くて、刺身用のサバという注文につかえないくらいでした。
サゴシはなく、サワラも高かったです。
瀬戸内海沿岸では サワラは刺身用商材です。
魚遍に春と書いて「サワラ」と読みますが、
旬は1~2月で、「寒サワラ」と呼ばれます。
春と書くのは、春によく獲れるからだそうです。
春に、産卵の為備讃瀬戸のあたりに集まってきます。
このため岡山を中心にサワラを生食する文化が育っていて、
サワラを使ったバラ寿司は岡山名物です。
関東のほうでは、サワラは焼き物か、揚げ物用として使われます。
そのため、九州産の「一入り」(箱に一本入っている、大きいサイズ)や「二入り」なんかは
関東方面には行きません。
関東方面に持っていっても、
焼き物とか、揚げ物用の値段しかつかないからです。
刺身で食べる広島や岡山に入荷してこその評価、価値なので、
よいサワラが集まります。
(場内で見た、干青海苔の新物です)
サワラは分類上は白身でなく、赤身とされます。
白身の魚は同じ場所にとどまり、身がかたいです。
赤身の魚は回遊し、回遊魚独特の濃厚な味がします。
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