質の高い魚に欠かせない漁法2点ご紹介します。
2018.02.24
活かしの白魚が入り始め
春がまた一歩
近づきました。
春の歩みの着実さを感じ、
いよいよ本番も近い
とワクワクします。
来る春があれば
去る冬もあり、
漁師さんの友達の一人から
「漁りナマコ」漁のすくう網を
もう持って帰ったと聞きました。
雪解け水が入ってきて海がにごると
ナマコを目視で掬えなくなるからだそうです。
(写真は漁りナマコではなく場内で売っているナマコです)
ナマコは底引き網で
獲るのがほとんどで、
「漁りナマコ」は
一匹づつ掬うので
傷がつかないのだそうです。
すごい漁法だと思います。
残っていって欲しい漁法です。
まだ場内には赤ナマコも青ナマコも
たくさん入荷していますが
「漁りナマコ」は漁仕舞いです。
これはハゲを目視で獲る
「ほこつき」という漁法で使う
私が勝手に「挟み銃」とよんでいる銃です。
先端の部分を発射し
ハゲを挟んで捕まえます。
生きたまま
傷みもなく
捕まえるので
良い状態で活かしハゲの入荷となります。
これが銃のひきがねです。
ずいぶん使い込まれています。
「漁りナマコ」にしろ
「挟み銃」のハゲにしろ
魚にやさしい
品質の高い魚を獲る
すばらしい漁法だと思います。
瀬戸内海は海が穏やかだから
できるのでしょうか?
いつまでも続いて欲しい
ある意味で文化遺産だと思います。
今日もご訪問ありがとうございました。