万作の「ミズ」ってなに?
2009.06.09
今日は大潮の4日目で、
魚が比較的少なかったです。
昨日、漁師の人と話した時
「この頃、大潮の時
はじめと終わりは動くけど、
間の2~3時間は潮が全く動かない!」と言っていました。
以前は食いが止まるのは1時間くらいだったそうです。
昨日の万作は とても評判がよかったです。
万作を刺身で常食する地域の県北の納め先から
「今日のは抜群だった。」と何件も話を聞きました。
万作としたら高かったけど 品質はよく、
「今年はまだ”みず”が出てないから よけいいい」
と担当者の鼻息は荒いです。
“ミズ”とは”水万作”といい、
押すと、やわらかく「とうふのよう」というか、
すり身のようになっていて
指がズブズブはいるそうです。
鮮度には関係なく、
全く使えず、捨てるしかないそうです。
漁船が獲ってきた万作は
発泡スチロールの箱にいれて、
上から氷を入れますが
何百本も獲るので、
中には状態の悪いものもあり、
それが上側は氷ですぐ冷えるけど、
下側の身が、発泡の箱の熱でミズになるのだそうです。
時間がたつと、上側もなるのだそうです。
以上うちの万作担当者から聞きました。