牡蠣 生食用と加熱用
2008.11.29
今日は土曜日で忙しかったです。
今週は連日 残が多く
昨日の天井まである満杯の冷蔵庫は
積み上げるテクニックにプチ感動くらいの量でした。
今日は今日の仕入れも含め
ほとんど売り切り
よい月末になりました。
仲卸は 掛け率がほんの少しなので
売り切ってなんぼの世界で
そのちょっとの数字がひびきます。
お歳暮のシーズンインです。
各デパートやスーパーなどのカタログを見ていて
気になる事を書きます。
牡蠣のむき身ギフトですが
加熱用より生食用のほうが
?300から500円高くなっています。
そのため生食用のほうが
「鮮度が高い」とか「ランクが上」という
誤解が定着しつつあります。
うちの得意先の人でもそう思っている人もいるくらいです。
加熱用の牡蠣のほうが劣っている
というイメージは間違っています。
もとの牡蠣自体は変わらず、鮮度も同じです。
値段もそんなに変わりません。
生食用は
海域を分けたり
殺菌された水にながくひたし、
生をより安全に食べるための商品で
加熱用になっているのは
かきをむき身にしたそのままです。
だからフライなど加熱して食べるなら
加熱用のほうが水っぽさが少ないだけ
本来の味で私は好きです。
生食用、加熱用を使い分けるのを
おすすめします。
値段の差は 特にギフトなどに多く
差別化ねらいの格差付けだと思うし
別にその人なりの商売のやりかただから、
口を挟むつもりはありませんが、
ただ加熱用が「鮮度が劣る」「格下」であるという
イメージが定着してしまうのはイヤです。
むきたての本来の味が楽しめるのは加熱用だと思います。
牡蠣大好きな私の心配ごとを書きました。
この写真は市場に隣接する
草津の牡蠣団地の表側のほうです。