みずいか
2008.10.07
夏の少雨、と台風が来ないことで、
広島産の魚の入荷が減っているという話ですが、
9月のデータも、前年、前々年に比べ
めばる、甘手カレイ、連長(舌ヒラメ)、たこ、タイなどの売上が
大きく落ちています。 (入荷が少ないので仕入れも少ない)
入荷も少ないので 相場も高く、
現場の品揃えも、「おくり」もんばかりです。
「おくり」とは トラックなどによって他の港から
輸送されてきた魚のことです。
今天然ヤズ、ハマチ、ブリは
青物担当によると、「わいていて」
かたよって多い入荷です。
明日は水曜の市休日で、明けの木曜日
久しぶりに、よこわまぐろのかなりまとまった入荷があるようです。
青物担当は「ばつぐん です!」といってます。
以前書いた 「いか」のミズイカですが
広島ではミズイカでなければ イカでない位の人気で、
各地で違った名前で、ややこしいことに
同じ名前が、九州では全く違うイカのことだったり・・・
それだけ 各地域でよく食べられている ことだとは思います。
以前読んだ本を 久しぶりに読み返し、
これに載っている「しろいか」って 「みずいか」じゃあない?」と思いました。
作者も「しろいかを知って以来・・・」と、おいしいと書いていますが
本当にやわらかく、甘いのです。
得意先のばあちゃんも
「もうほかのイカはだめだけど、ミズイカなら食べられる
一番おいしいが食べられるからありがたい」と言います。
イカも種類によって 味がさまざまで、
食感、甘み、うまみ・・・、
おのおのの個性を楽しめて、
まさに『日本の幸せ、ここにあります」です。