フカ
2008.09.03
先日の「広島湾の海水温が平均2.2度上がっている」
という記事について お話をいただきました。
地球の長い歴史上
100年に温度変化1度までくらいなら
魚や植物は対処できるのだそうです。
それが去年より2.2度では対処できないということでした。
そういえば社長が何かの時
「カレイやメバルの稚魚を放流しても育っとらん。」と言ってました。
今日は「フカ」の話をします。
このあたりでは フカのことを「ワニ」といいます。
子供の頃 「因幡の白うさぎ」で
「ワニが背中を並べた上に乗って・・・」というのがあり、
私はずっと熱帯にいる アリゲーターのことだと思っていました。
広島に来て ワニとはフカのことと知り、目からうろこでした。
フカは中国山地ぞいでよく食べられています。
フカはアンモニアを含み、そのため日持ちします。
古くなると腐敗臭でなく アンモニアの臭いが強くなります。
そのため輸送が大変だった昔は 山間部での食習慣となりました。
今でも旧作木村などに「ワニ料理の店」があります。
? フカは生きたものならまず「刺身」。
大きいブロックをよく冷やし、しょうが醤油で食べます。
よく「腹が冷えるほど食う」という言い方をします。
? 次は「湯ぶき」
刺身のように切ってから 熱湯に通し、すぐ冷やし 辛子酢味噌で食べます。
「おとし」と言う地方もあるそうです
以前三重県志摩市から取り寄せた郷土料理の本に
「さめなます」というのがあり
ネコザメで作り、お祝いの席の料理だとありました。
この写真のひれは取ってあるのがおもしろいです。(フカヒレ)
? フライもおいしいです。
? はんぺん、かまぼこには
すり身にして山芋を混ぜゆでます。
かまぼこは 蒸すか焼き、
揚げはんは揚げ、
はんぺんは ゆでます。(以上社長より)
そういえば実家のほうで
はんぺんといえば 「焼津の黒はんぺん」のことでした。
ゆでてあります。そういえば。
東京で下宿し、初めて紀文のはんぺんを見て
白くてびっくりしたのを 思い出します。