中国新聞② 海に聞く再生
2017.06.27

中国新聞の特集
「海に聞く・瀬戸内再生」は
取り上げて頂いて
本当にありがたかったです。 
24日は
「酸性化・データ収集対策急務
二酸化炭素増加が生態系へ打撃」 
大気中の
二酸化炭素濃度が上昇し
海水に溶け込む量が増えるためにおこります。 
海水の酸性化は、
地球温暖化とともに
世界中で進んでいます。 

酸性化が進むと
まず貝が
殻や骨格を作りにくくなり
天敵にもやられやすくなるので減ります。 
食物連鎖の底辺を支える
植物プランクトンが育ちにくい環境になり
生態系に大きな打撃となります。 
2年前のカキの稚貝の採集不足は
貧栄養価だけではなく
海水の酸性化もありました。 
またカキの幼生の死
へい死のあまりに多かったことも
このシーズン初めに驚きました。
「こういうことだったのか [emoji:v-237]」と思いました。 

25日は
「干潟・藻場 脱温暖化へ再生重要」
藻場は海の二酸化炭素を吸収し、
炭素として溜め込みます。 
海は森林よりも二酸化炭素の吸収量が多く、
このためこんだ炭素は
「ブルーカーボン」と呼ばれます。 
(森林が吸収するものは
「グリーンカーボン」と呼ばれます。) 
藻場や干潟は多様な魚介類の
繁殖や生息の場であり、
水質浄化に重要な役割をはたしています。 
しかしアマモ場は60年以降からでも
7割減ってしまっています。 

次回のブログで(土曜日)
さらに身近な広島湾近辺のことを 
地物の漁師さんの話とともに
お伝えしたいと思います。 
今日もご訪問ありがとうございました。 