迷いカツオがおいしかったです。
2019.12.05
先日来 続けて
「迷いカツオ」を食べました。
遠州灘で育った
カツオ大好き人間なので
是非食べておきたかったのです。
写真は2回目のものです。
静岡ではカツオとマグロで
一年中赤身のきれるときはありません。
一面真っ赤な刺身売場を見て
主人も、娘の婿も、息子も
毎回驚きます。
カツオの旬は春と秋の2回です。
フィリピン沖から黒潮にのって
太平洋岸を北上し
鮮烈な血の匂いを含む酸味は
初夏の味覚として
江戸っ子の好きな
「初カツオ」です。
北上するカツオは9月に三陸に達し
産卵準備ですごい食欲になり、
えさのイワシを追って
Uターンし、南下します。
脂がのった安芸の味覚
「戻りカツオ」です。
初カツオの10倍の脂といいます。
ところが
本来黒潮にのって北上する
カツオの一部が
対馬海峡に入り、萩、島根、富山、佐渡と
北上します。
冷たい日本海の海水を泳ぎ、身がしまり、
脂のりと豊かな甘みと香りの
「迷いカツオ」と呼ばれ
カツオ隙の垂涎の的となります。
小型のメジマグロの群れに入り込み
同じエサを食べ、
同じ行動をしているのだそうです。
私が料理をしたので
刺身がヘタで
公開をためらっていた刺身です。
ただ 身の霜降りがすばらしいのと
カツオ特有の生臭さがなく、
すごいカツオを体験したと思いました。
私は皮を引くのもヘタなので、
皮に塩をふりかけて
焼きました。
刺身とは別物で
すごくおいしくて、
脂がすごかったです。
上手な人たちは
サッと皮をひいて捨ててしまうので
今度「皮ちょうだい」と言おうかと思います。
でも私みたいにヘタにひいたのでないと
美味しくないのかもしれません。
今日もご訪問ありがとうございました。