生「本シシャモ」漁期も短く、貴重な入荷中です。
2016.10.15
(鹿児島県知覧町から来たサヨリです)
今朝の現場で
魚屋さんや飲食店の人たちがこぼします。
「6時からだれも来ん」
「街中の店はみんなガラガラ」
「しょうがないよね。
視聴率が50%ちかいんじゃけぇ」
友達から聞きましたが
美容師さんも商売あがったりだと言っていたそうです。
うちの長老は
今市民球場で第四戦を観戦中です。
孫に 「じいちゃんが第四戦のチケットを買うから
負けたんだ」と叱られたそうです。
場内を歩いていて
「本シシャモ」の生を見つけました。
一般的に出回っている
シシャモ(キャペリン)と違い
本シシャモは
日本の固有種なうえに
生息域も限られます。
漁期も短く 貴重品です。
釧路地方の生まれた河川に
産卵のために遡上してくるのを
沿岸で底引き網でとります。
(ケン、ツマ屋の店頭の中国産松茸です)
生の本シシャモは
脂がのって、とろりとして、
つるんと柔らかく、
刺身、生のままでシシャモ丼、
煮物、天ぷら、マリネ
焼くと干した物とは別物の味わいがして
おいしいそうです。
生シシャモは
オスがおすすめで、
オスは歩留まりがよく、
脂ののった甘い身がたくさんとれ、
身質がよいので身を味わうならオス、
卵を味わうならメスだそうです。
今日は主人と二人では食べきれない量の
戻りカツオを買っていたので、
買うのを躊躇しやめましたが
次回は絶対買おうと思いました。
秋がじわじわ深まってきているのを
水産棟の中から感じます。
季節の移ろいが肌細かく感じられる
ステキな仕事です。
今日もご訪問ありがとうございました。