海水の酸欠について詳しいデータを頂きました。
2019.08.03
海の酸欠の発生について
漁師さんが
データを送ってくれました。
広島市農林水産振興センターよりの
「海況情報 第9報」です。
「8月1日の観測では、
広島湾の水温は、
表面と10m下の海底との
水温差が拡大してきており、
海水の上下混合が
起こりにくい状況になっています。
甲殻類が死ぬ危険性がある。
今後、
海水の酸素濃度が
さらに低下する恐れがあるので
今後の情報に注意してください。」
とのコメントが付いています。
漁師さんが送ってくださった紙を
拡大してプリントしました。
広島湾内7地点で観測した、
各水深ごとの酸素濃度と酸素飽和度です。
各調査地点と深さとで
かなり差があることを知りました。
この細かな差・・・
それが変化してゆく・・・
これらに対応していくって
大変なことだなぁと思いました。
多分大部分の漁師さんは
これをデータとしてでなく
自分の体と経験とで感じていくんでしょうね。
底生魚類の致死濃度は 2.1ミリグラム/㍑
甲殻類の致死濃度は 3.6ミリグラム/㍑とありました。
こんなデータが漁協に送られてくる
ってこともすごいし、
こういう海況、
場所や深さや変化
に対応して
またそれを体感して
生きてゆき漁をする。
なんてすごい人たちなんだ
とあらためて感動しました。
今日もご訪問ありがとうございました。